主人公のレベルが5になると、スキルポイントを獲得し割り振れるようになる。これまでのシリーズと比較すると、キャラの育成はDQ8に近い、ということになりそうである。
DQ8のスキルシステムはキャラの差別化になる一方で、スキルポイントが有限で後戻りのできない要素であるため、有益なスキルを順当に習得していくためには計画的に割り振っていく必要があった。
今作では、DQ8と異なって習得可能なスキルのうち一部は非表示となっていることを確認(それでもだいぶ上位のものまで見えているけれど…)。攻略情報を見ずにプレイする場合は『これだったかー!』という楽しみ方ができそう。
……と書いていたら、「つよさ」からじゅもん・とくぎの後に、習得可能なスキルを一覧で確認できることに気付く。スキルパネル上で非表示になっているものがどれに該当するかは判断できないが(できるものもある)、狙いを定めるには十分な判断材料となる。
どちらにしても慎重を期するなら、スキルポイントはすぐに割り振らずに温存し、目的や中間地のスキルが期待するものか確認した後に確定させる様にすると、後悔が少なくて済みそう。
DQ8経験者の場合、以下のいずれかを積極的に狙うことになると思われる。
-道中が楽になる (良コスパの全体攻撃、MP回復、アイテム入手の支援)
-メタル狩りが捗る (高確率で会心の一撃)
-強敵の打倒に重要もしくは不可欠 (高火力、守備、全体回復、蘇生)
道中でモタモタするのも困るけど、節目で決定力不足になっても困る…。可能であれば複数の要素を段階的にカバーしながら、パーティ全体のことを考えて…。といったように、吟味しながら育て方を決めるのがスキルシステムの醍醐味。
なお、取り返しのつかない要素ではあるのだろうけれど、どう注ぎ込んでもクリアは可能なはず。効率を突き詰めるのも良し、直感に任せて一喜一憂するのも良し、自分の楽しめるやり方を選ぶのが一番。
[追記]
(以下は、ストーリーに関する重大なネタバレが含まれています)
ストーリーがだいぶ先に進むと「スキルリセット」が利用できる様になり、割り振ったスキルポイントを一度未割り振りの状態に戻し、再度割り振ることが可能になる。
【スキルリセットについて】
- 教会/女神像で自由に行うことができる
- ゴールドを払う必要があるものの、1ポイントにつき20ゴールドと高くない
- スキル単位では行えず、武器/個性単位で実行を選択する
- 回数に制約は無い
- ポイント総量の増減などは一切発生しない
なお、ひみつのパネルは、習得時だけでなく維持する際にも隣接パネルを習得している必要がある。このため、隣接パネルが部分的にでもリセットされてしまえば、それに支えられているひみつのパネルも同時にリセットされる。例えば主人公のひみつのパネルである「つるぎのまい」は、剣神・片手剣・両手剣の3分野のスキルを習得する必要があり、3分野のうちどれか一つでもリセットしてしまえば同時にこのスキルもリセットされてしまう。
逆にひみつのパネルでなければ、他の武器スキルを経由して習得した個性スキルも、経由元の武器スキルがリセットされても維持される。例えば主人公の剣神スキルは習得のために片手剣もしくは両手剣を経由する必要があるものの、一度剣神スキルを習得すれば経由元のスキルをリセットしても習得済みの剣神スキルはリセットされずに習得したままとなる。その後、リセットされた状態から習得済みとなる剣神スキルの周囲にスキルポイントを割り振ることが可能になる。武器スキルを経由しなければならない個性スキルへ集中的にポイントを割り当てたい場合は自ずとこの方法をとることになる。
習得に他の武器スキルを経由しなければならない個性スキルは以下が該当する。
- 主人公:剣神
- シルビア:おとめ、きしどう
- グレイグ:えいゆう、はくあい
またロウのさとりスキル上のひみつパネルは、隣接パネルは同じさとりスキルであるが、その隣接パネルを習得するためには武器スキル(ツメおよび両手杖)を経由する必要がある。この場合も同様に、一度ツメおよび両手杖にスキルを振って隣接パネルを習得した後に経由元の武器スキルをリセットすれば、さとりスキルへ集中的にポイントを割り当てることができる。